平成13年度に開始された制度 「四万十リバーマスター」は、毎年その活動や川の状況を報告いただく場として『リバーマスター連絡会』が開催されますが、本年度は狭い会場を出て、リバーマスターの皆様の活動フィールドである四万十川に会場を移し、『四万十川上流域視察研修』を実施いたしました。 (リバーマスター活動詳細は、リバーマスターのページをご覧下さい。)
1月22日木曜日、前日からあいにくのお天気で小雨降る中、リバーマスターの皆さんを乗せたバスは窪川を10:00に出発。四万十川に架かる最古の沈下橋一斗俵橋の側を通り、中土佐町大野見に向かいました。 まず最初の下車は、長野沈下橋。沈下橋は水面との距離が近い為、水の状況がよくわかります。 この時期は水量が少ないのですが、「近年はますます水量が減ってきている、それが鮎など水生生物の環境に大きな影響を与えている」ことなど、日頃感じていることをお互いに話しながら、久万秋・高樋の沈下橋を視察。 バスの中では、四万十川上流・中流・下流域と、別々の地域で生活・活動されている方々との交流に話が弾みました。
梼原で昼食後は、四万川川に架かる仲間橋(ナカイダバシ)とその周辺水環境をバスの中から確認した後、北川川を下り、鷹取国有林に到着。 この広大な国有林には未だ多くの天然林が残され、多くの野生動物が生息しています。その脇を流れる北川川(津野町から梼原町を流れる、四万十川の支流)の水は、遠くからでもその川底がはっきり確認できるほど澄んでいました。 その後、梼原町松原地区の『八百とどろ』の ダイナミックな景観を見て、津賀ダムを経て帰路につきました。