28.カワアナゴ
カワアナゴ科
Eleotris oxycephala
色がコロコロ変わるカワアナゴ
基本情報
【全長】
25㎝
【生息地】
栃木県以南の本州。太平洋、四国、九州、屋久島。
河川下流~汽水域。砂礫底で、倒木や転石など身を隠せるものが多いところに生息する。
【体】
四万十川水系のものはカワアナゴの中で最も細長く頭部がとがっている。
体色はコロコロと変わり、生息場所によって変化する。
背面と体側の色が違う色になることが多い。
【生態】
幼魚では落ち葉など水底の堆積物、成魚では沈水木やブロックの隙間などに潜む。
夜行性のため昼間はじーっと隠れているが、夜になると動き出す。
産卵は夏~秋にかけて行われ、厳冬期には多数の幼魚がみられる。
産卵期から孵化まで非常に短く、24時間以内に孵化するときもある。
【食性】
肉食。活きた魚やエビを好む。
≪参考資料≫
・川の生物図典 財団法人リバーフロント整備センター
・四万十川の魚図鑑 いかだ社
・日本の淡水魚 山と渓谷社