34.キタマクラ(幼体)

34.キタマクラ

フグ科

Canthigaster rivulata

食べると「キタマクラ」・・・

基本情報

【全長】

15㎝

【生息地】

房総半島以南の日本各地。サンゴ礁~岩礁地域。

四万十川では成魚が河口5キロ辺りまで遡上してくる。

【体】

胸鰭を囲むように黒褐色の縦縞2本が、尾ビレ付け根まで伸びる。

喉~腹にかけて小さな棘がまばらにある。

成熟したオスでは全身に濃青色の短い縞が腹部でより顕著になる。

【生態】

縄張り意識が強く、棲みかとしている岩の隙間に棒等を突っ込むと威嚇して出てくることがある。

産卵期は夏。オスは青い模様の婚姻色を出す。卵は粘着性のある沈性卵。

【食性】

雑食性

食べると「キタマクラ」

キタマクラという由来は食べると「キタマクラ」に寝ることになるということらしい。

皮膚に非常に強い毒があり、水槽を共にした魚が死んでいることがある。触った際は、必ず手を洗わないといけない!!!しかし、その反面、フグに珍しく肉と卵巣には毒がない。

食べる人はいないと思うが、フグを調理するには免許がいるためお勧めしません・・・・。

≪参考資料≫

・四万十川の魚図鑑 いかだ社

・web魚図鑑

https://zukan.com/fish/internal8