36.ギマ
ギマ科
Triacanthus biaculeatus
毒はないけど鋭いとげに注意!!美味しいギマ。
基本情報
【全長】
25cm
【生息地】
静岡以南日本各地。沿岸~河口域
【体】
幼魚時は、熱帯魚のエンゼルフィッシュのような体で背ビレ~腹ビレにかけて太い黒条が目立つ。
成長に伴い、体形が細長くなり、体側全体が銀白色になる。
体は側扁する。
皮がザラザラして木綿を麻のように硬くした布『擬麻』に似ている、または銀の馬のような顔をしていることから『銀馬』と呼ばれるようになったと言われている。
腹ビレ、背ビレに非常に鋭い棘が3本ある。大量に粘液を出しヌルヌルしているが、毒はない。
しかし、シガテラ毒に注意が必要。
【生態】
四万十川では1996年8月9日に初めて発見され、それ以降毎年夏~秋にかけて河口のアマモ場でみられるようになる。
数尾で群れていることが多い。
産卵は6~7月。
【食性】
雑食。甲殻類、貝類、ゴカイを食べる。
【味】
非常においしい。フグやカワハギの仲間のため、白身で透明感のある刺身で食べると美味しい。
肝も非常に美味しい。