40.クボハゼ
ハゼ科
Gymnogobius scrobiculatus
濃褐色の横縞が特徴の絶滅危惧種クボハゼ
基本情報
【全長】
4cm
【生息地】
福井県~和歌山県の本州、四国、九州。
砂泥底の汽水域。干潟。
【体】
上から見ると頭部は丸く眼が少し突き出る。
体の大部分が淡褐色で体側には濃褐色の横縞がある。
腹はおおむね白く、体表のぬめりが強い。
【生態】
四万十川水系では通年見られる。特に冬~早春にかけて多数の成魚が淡水域まで遡上してくる。
幼魚は厳冬期を除き、通年見られ海水域近くに多い。
通常は長距離を泳ぎ回ることはなく、川底の泥上を這うように移動する。
冬~春が繁殖期で他のウキゴリ族同様、メスが婚姻色を持ちアナジャコ(干潟などに棲むシャコの仲間)などの生息孔に産卵しオスが守る。
高知県では絶滅危惧ⅠB類に指定されている。