51.ゴマハゼ
ハゼ科
Pandaka sp.
四万十川最小魚種!ゴマのように小さいゴマハゼ。
【全長】
1.5cm
【生息地】
三重県以南の本州、四国(高知県)、九州、屋久島、対馬など。河川内で記録された魚種の中で、最も小形。河口域に生息し、特に幼魚は秋期に多く見られる。環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類
【体】
四万十川水系で記録されている魚類の中で最も小型。小さすぎて、外見の観察も難しい。このゴマ粒のように小さい体から「ゴマハゼ」という名前がついた。オスよりメスの方が少し大きい。
全体的に丸みを帯び、透明感が強く、小さな黒斑が散在。
第1背鰭は大半が黒い。
【生態】
通常は中層から水面近くを群れで浮遊していることが多い。
驚くと付近の岩などに張り付くようにして静止。
サツキハゼと混生していることが多い。
塩分濃度変化への適応能力が高く、海水~淡水まで生息。
日中は活発に動くが、夜は泥底で静止している。
寿命は1年ほど。
≪参考資料≫
・四万十川の魚図鑑 いかだ社
・ハゼガイドブック 阪急コミュニケーションズ