54.ゴンズイ
54.ゴンズイ(幼魚)群れ

54.ゴンズイ

ゴンズイ科

Plotosus japonicus

小さいシマシマのナマズの仲間ゴンズイ

【全長】

20cm

【生息地】

富山県~本州中部以南。河川内では、河口域で見られるが、特に幼魚は夏期によく見られる。

【体】

ナマズの仲間。4対の口ひげを持つ。

背ビレ、尾ビレ、尻ビレは融合している。しかし、背ビレと胸ビレの部分には毒腺を持つので刺されたら命の危険に陥る人もいる。

全身が褐色。4本の細い淡黄色の縦条が走る。

腹部は白い。

【生態】

基本的に群れで行動する習性が強い。特に幼魚がボール状の塊になっている様子は「ゴンズイ玉」と呼ばれる。

四万十川河口域では通年、幼魚から成魚まで見ることができる。

産卵期は5~7月で、産卵床を作って産み付ける。

【味】

死んでいるものにも毒があることがあるので、必ずトゲを取り去って調理する。

焼くことで皮に独特な鰻を思わせる風味がある。

白身で上品。

≪参考資料≫

・四万十川の魚図鑑 いかだ社

・市場魚貝類図鑑

https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%82%A4