55.サツキハゼ
クロユリハゼ科Parioglossus dotui
新緑を感じさせてくれるサツキハゼ
【全長】5㎝
【生息地】石川~千葉の本州、四国、九州、南西諸島、隠岐、対馬など。内湾、河口域の岩礁地帯、カキが密生する漁港にも多産。
【体】体側には口から尾びれにかけて太い黒条が走る。頬には金属光沢の強い瑠璃色斑がある。
【生態】本来は、海域に生息し河川内には渇水期に遡上。特に盛夏~秋口にかけ若魚が良く見られる。海域、河川内問わず数尾~数百尾の群れで特定の中層を浮遊。ゴマハゼと混生していることが多い。成魚のオスはメスよりほっそりしている。
【由来】体が細く、体色が薄い緑なので、深緑の5月のイメージからサツキハゼ。
【食性】植物プランクトンを食べる。
≪参考資料≫
・四万十川の魚図鑑 いかだ社