56.シマイサキ
56.シマイサキ(幼魚)群れ

56.シマイサキ:シマイサキ科

Rhynchopelates oxyrhynchus

ぐうぐう鳴きます。シマイサキ(四万十川ではスミヒキ)

【全長】

30cm

【生息地】

太平洋側では青森県以南、日本海側では富山県以南で八重山群島を除く日本各地。

沿岸域、内湾~河口域に多い。

【体】

口先がとがり、体色は淡黄色地に顕著な4本の黒褐色縦条。

エラの近くに棘あり。ヒレも鋭く、手に刺さると痛い。

【生態】

5㎝までの幼魚は、汽水域のアマモ場を好み群れで生活。

夏期、若魚は淡水域へ遡上し、時に、河口から50キロほど上流でも見られる。鮎の火振り漁の網にかかることも多く、漁師に嫌われる。

水から出すと頭と浮袋をつなぐ特殊な筋肉を伸縮させることで浮袋が共鳴し、ぐうぐうと音を発する。

【味】

淡白で美味しく、地元の人も食べることがある。

≪参考資料≫

・四万十川の魚図鑑 いかだ社