四万十町立窪川小学校4年生のみんなと、水生生物調査をしました。場所は小学校のすぐ前を流れている吉見川です。

窪川の人に言わせると、吉見川は生活排水が流れ込む「どぶ川」だそうです。確かに、四万十川本流より少し臭いがすることもありますし、透明度も少し落ちます。でも、ここは近自然工法を入れて川が自然の力を取り戻せるようにしながら治水を試みたり、この川に流れ込んでいる琴平川には「四万十川方式浄化槽」を川底に埋め込んで水質の向上を図るなど、人と自然が折り合いを付ける試みをしてきた歴史の証人のような川なんです。また、入ってみれば分かりますが、橋の上から見ただけでは分からないほど豊かな生態系が形成されています。

いつもの通り、最初に教室で水生生物について一通り予習してもらった後、いざ吉見川へ。心強い助っ人、四万十町企画課四万十川対策室の坂東さん、常石さんにも来てもらいました。

◎今日とれた生きもの

  • カワゲラ(フタツメカワゲラ)
  • タニガワカゲロウ(シロタニガワカゲロウ)
  • ヒゲナガカワトビケラ
  • シマトビケラ
  • プラナリア
  • コカゲロウ
  • キイロカワカゲロウ
  • ヒラタドロムシ
  • モノアラガイ
  • ヒル
  • ミズムシ
  • イトミミズ
  • オイカワ
  • カワムツ
  • カワヨシノボリ などなど

他にも、捕りはしませんでしたが鯉やカジカガエル等も確認しています。

次は四万十川本流で調査する予定です。子ども達はどんな発見をするでしょうか。

そうそう、高知新聞さんが記事にしてくれましたよ。いつも有り難うございます。