四万十市の杉村和男さんから、今花盛りのツリフネソウの写真が届きました。

その枝から垂れ下がる花が、舟をつり下げたように見えることからこの名前がついたという。四万十川流域でこの花がよく見られるのは、四万十町と中土佐町で、特に中土佐町下ル川流域では大きな群生が見られる。花は10月中旬頃まで楽しめる。

ゴキヅル

ウリ科の一年生つる草。河原・溜池の湖岸など、水辺の草地に生育する。和名の“ゴキヅル”は、果実を「ふた」付きのおわんにみたて、合器ツルと呼んだからであるという。「近年、四万十川流域からもゴキヅルが生育する水湿地の環境が無くなりつつあり、この植物も見つけるのが難しくなった」とは、杉村さん談。

シコクフウロソウ(撮影日:8月30日、撮影場所:四国カルスト)

四国西南部では、四国カルスト以北の高山に分布し、夏の「お花畑」を形成する。