写真家のうちやまりゅうさんをアテンドして、ウナギはえ縄漁へ行ってきました。場所は中土佐町大野見の四万十川。時刻は夕方5時過ぎ。もう暗くなり始めています。
① はえ縄を浸ける
うなぎ延縄漁(四万十では「ハヤナワ」と発音することが多い)自体は四万十川のどこでも行われる漁ですが、今年は下流域の漁果が芳しくなく、西土佐では全然取れていないとの情報も。かたや上流の大野見では「今年は10本浸けたら10匹獲れる(ちょっと盛ったけど)」と四万十リバーマスターのNさんが言うので、同じくリバーマスターの池田清さんにお願いして、漁の撮影をさせてもらうことにしました。
池田さん、いつもありがとうございます。
餌は定番のカンタロウミミズ(シーボルトミミズ)がよく使われますが、清さんはこの辺りで「モツゴ」と呼ばれるタカハヤを使っていました。
さあ、ウナギは獲れているのかどうか。
明日の朝が楽しみです。
② 翌日 ウナギは獲れているのか
翌日5時に清さんの家に集合して、はえ縄を上げます。
まだ暗い 川に行くと清さんはめちゃめちゃ早くて
追いつけない
さあ、ウナギは獲れているのか。
目印の浮きをとって 引き上げる どうやろ? お? おったおった これで責任果たしたきね。
結果は、5本のはえ縄(枝鉤各3本)で3本のウナギ。一般的に四万十川のはえ縄漁は10本浸けて1本かかるくらいでまぁまぁなので、2割獲れたら上等です。さすがは清さん。
二日間にわたり、お世話になりました。ありがとうございました。
内山さんは現在ウナギの本を制作中だそうで、その中で今回撮影された写真が使われる予定です。出版が待ち遠しいですね。