コスミレの名はありますが、スミレと比べて小さいということはありません。
四万十川流域では里山の林縁などに多く見られ、葉や柄には毛があります。
葉の形がアカネスミレに若干似ていますが、こちらは標高の高い岩石地や山地草原に見られ、花の色や生育環境が全く異なります。地上茎の無いスミレ。
白い花弁にストライプ模様が入り、側弁はわずかにピンク~淡紫色を帯び、スミレの仲間では洒落た花をしています。
人里の湿地帯に生えますが、四万十川流域での自生地は少なく、トンボ自然公園など限られた場所で見られる程度です。
地上茎のないスミレ。 (2013年4月7日撮影、四万十市)
オドリコソウ(四万十川百名花の10)
名は花の形を踊り子に見立てたもの。人里に生える典型的な植物ですが、宅地化が進んで、
四万十川流域でも自生地が大変少なくなっています。保護策が必要と考えます。
桜の花が散った頃に同じ桜色の花を咲かせるので、もう一度花見ができるような大変ありがたい植物です。(2013年4月7日撮影、四万十市)