桜色の花は自生在来種の中では観賞価値が高く、市街地や公園などの美化に活用するのも良いと思います。一方で、人里という環境の減少と共に、数が少なくなっており、自生地の保護も必要です。四万十川流域全体から見ると分布域が狭いですが、四万十の春を代表する美しい花の一種です。(2013年4月13日撮影、四万十市)
アリアケスミレ(四万十川百名花の14)
湿った場所に多く、四万十市のトンボ自然公園では、春を代表するスミレになっています。野生のスミレの中では洒落た雰囲気があります。四万十川流域で見られるスミレの中では、花の美しい品種で、数が少ないゆえに、それが魅力にもなっています。(2013年4月13日撮影、四万十市)
スミレ
唱歌「春の小川」からすれば、人里のスミレと思われがちですが、標高1000mを超える四国カルストの草原などでも見られます。ただし花期には、かなり差があります。四万十川流域では、スミレより、人里から山地まで広く分布するタチツボスミレの方が圧倒的に多く見られます。地上茎が無く、葉柄に翼のあるのが特徴。(2013年4月13日撮影、四万十市)