●キンラン
名は「金蘭」と書き、鮮やかな黄金色の花に由来します。これに似て花の白いギンラン(銀蘭)があります。ランの仲間は園芸採集の標的になりやすく、一部の種を除いて野生のランに出会うことは奇跡に近い状態で、本種にも同様なことが言えます。ただし、土中の菌類と共生していることから、移植栽培は困難です。(2013年4月28、29日撮影、四万十市)
●キシツツジ(四万十川百名花の21)
四万十川本川を始め、流域の水質の良い河川の岩場に見られます。4月下旬から5月下旬にかけて、ちょうどゴールデン・ウィークの頃に、四万十川の岸辺をピンク色に彩ります。写真のように、本種の下部には同じく渓流沿い植物のアワモリショウマがよく混生しています。
(2013年4月29日撮影、四万十市)