○DSC_0541クララ

●クララ

川沿いの土手や野原などに多く生えます。クララというアルプスの少女ハイジの登場人物とたまたま同じ名ですが、全く無関係です。洒落た響きの名前とは対照的に、大変地味な花を咲かせます。(2013年5月13日撮影、四万十市)

◎DSC_0553ミヤコグサUP

●ミヤコグサ

名は、京都に多いことに由来します。土手などに多く生え、一面に咲くので、遠くからでもそれとなくわかります。ただ、最近は外来種のセイヨウミヤコグサもかなり移入しており、ミヤコグサに比べて花数が多い(ミヤコグサ:1~3個、セイヨウミヤコグサ:3~6個)ことや、茎や葉に毛があることで区別できます。(2013年5月13日撮影、四万十市)

◎DSC_0746コヒルガオ

●コヒルガオ(四万十川百名花の55)

ヒルガオに似ますが、葉の基部が横に張り出して、更に二分裂すること、花の白い部分が放射状になることで区別できます(ヒルガオ:花の中心部だけ白い)。人里に生えるヒルガオと比べて街中に多く、歩道の植え込み、中央分離帯などでよく見かけます。(2013年5月13日撮影、四万十市)

○DSC_0604ハンカイソウ

●ハンカイソウ

大型の植物で、高さ1~1.5mほどになり、葉は深裂して、ひまわりに似た花を散房状花序になって、多数つけます。人里から標高1000mを超える高所にまで分布する有毒植物。特に四国カルストでは牛が食べないことから、異常繁殖しています。(2013年5月13日撮影、四万十市)

○DSC_0769コモウセンゴケ

●コモウセンゴケ

日当たりよく湿った土壌に、まれに見られます。モウセンゴケの花が白いのに対して、本種は赤い花を咲かせます。非常に強い接着力を持った粘液を分泌し、昆虫を捕獲して餌にする食虫植物の一種。(2013年5月14日撮影、四万十市)

○DSC_1013トサシモチケ

●トサシモツケ(四万十川百名花の24)

四万十川、徳島県の那珂川、勝浦川だけに分布する四国固有種。河川の岩場に生え、他種との競合を嫌います。以前は、絶滅の心配など無いと思うくらい無数に生えていましたが、これが油断となって、竹ヤブが陸地から河岸へと広がり本種の自生地を圧迫して、ほとんど無くなっています。(2013年5月14日撮影、四万十町)