四万十リバーマスター図鑑 File №10

宮崎　和典(みやざき　かずのり)
- かずさんの基本情報
「セドヤ」のこどもとして
セドヤ
好きなこと

宮崎　和典(みやざき　かずのり)

かずさんの基本情報

・昭和51(1976)年生まれ

・四万十市西土佐用井出身

・好きなこと：バンド(特にドラム)、網投げ、料理

「セドヤ」のこどもとして

四万十市西土佐にある「セドヤ」。そのお店のこども「セドヤのかず」として育ってきた。生まれも育ちもずっと西土佐で、お店を継ぐために外のことや料理のことを知っておくほうが良いと思い、高知市内の料理屋に一度就職した。上下関係の厳しさや職人の厳しさを学び、数か月のち帰郷。

それからは、めちゃくちゃに遊んだ・・・。深夜まで飲んで、朝遅く起きて・・・今でも母には頭が上がらない。地元のバレーで知り合った女性と結婚し、その後、子どもができてからしっかり仕事をしなければと思い一念発起した！

セドヤ

セドヤのはじまり

セドヤは、仕出しや移動販売を行うお店だ。母が始めた。昔もそんなに人口が多いわけではく、お店にいるだけでお客さんが来るわけではなかった。そこで、昔あった縫製工場に商品を持っていき販売をしてみた。するとそれをきっかけに少しずつ買ってもらえることが増え、移動販売を始めるようになる。最初は自作のハコバンで売りに回っていた。

セドヤ

地域になくてはならない移動販売

移動販売は西土佐地域内の何件かを回っていたが、ある時に別の地域も頼まれるようになり目黒川沿いも回るようになった。

最初は知らない人達で受け入れてもらいづらかったが、今では仲良くなった。高齢者や独居の人は、車を出して買いに行くのも一苦労で、良く活用してもらっている。また、園芸をやっている人が多い地域なので、忙しい中、買い物に着替えたりという手間がないので助かると言われる。

地域行事と仕出し

仕出しは、特に冠婚葬祭の料理が多い。集落をあげたお葬式や結婚式の時に頼まれることが多く、かなりの量を作っていた。地域の人が行事の時に頼んでくれてありがたい。今は、コロナ禍で、大きな集まりがなくなり仕出しが少なくなった代わりに、折を頼まれるようになった。その方が手間や材料費がかかり大変。

好きなこと

挑戦してみてできるようになると面白く好きになる。なんでもやってみたい、好奇心旺盛タイプ。頭ごなしに否定されるのが嫌で、やってみないと分からない！何でも挑戦してみている。

・バンド(特にドラム)

特に、中2から始めたドラムが得意。かれこれ30年。やってみると人よりもできて、地元では自分より上手い人がいないと思った。そこからバンドを初めて、ギターもやるようになった。

XーJAPAN、バンドメイドのコピーバンドを地元の友人たちと楽しんでやっている。練習したらみんなに聞いてもらいたい。みんなでやれたら楽しいと思う。

趣味の部屋には楽器がたくさん

バンドメンバーでLIVE

・網投げ

7月終わりになると目の前の川に行って、サギのように鮎を狙う。国道沿いから姿がよく見えるため、いろんな人にどうだったかと聞かれる。家の下の中洲は自分の網打ち場のようになっている。もともと父がやっていたが、教えてくれず、地域の人に教えてもらったら一回で投げられた。師匠についていくようになって、失敗しながらコツをつかんで今に至る。1日5尾くらいとって、10日で50尾くらいとれればいい。

生まれてからずっと、そこに川がある。

川で遊ぶのがなんちゃ変わったことでもなく普通のこと。川エビを必要な時に食べる分だけすくいに行くこともあった。