4月23日。四万十リバーマスターの生川千晴さんと山崎隼志さん主催の網投げ大会が行われました。

お二人は投網の技術を伝えていきたいと毎週土日のどちらかで投網の練習会を開いています。今回は、高知県で130年以上の歴史を持つ高知県投網連盟との出会いから、四万十の漁師と高知市内近郊の漁師の交流会をすることになったのでした。名前は「網なげっこ」。今後多くの人が投網に親しんでほしいということからかわいらしい名前になりました。

雨が少し心配な天気でしたが、高知市内、仁淀川、四万十川など方々から20名ほどの漁師や網投げを練習する人々が集まりスタート!

高知県投網連盟は、もともと海の漁師が閑散期に集まって網投げの練習をしていたことから始まっていて、それが飛距離を競う大会を開催するに至り、番付表も作成しています。流派も多く存在し、伝説の投網打ちも多くいたようです。

網投げっこの試合形式も投網連盟にできるだけならって行いました。それぞれの漁師が、一投入魂!大きく開いたときは歓声と拍手が上がります。「四万十の漁師は後ろに振りかぶるね~だから前に飛ぶのか。」「高知は大きく開くね、これは大したものだ。」とお互いに学ぶものもあったようです。優勝は投網連盟の横綱!さすがでした!!!

全員が投げ終わると、次の部では子供から大人まで投網を楽しんでもらう企画です。5つの石をポイントにおいて、その石を投網で伏せた数だけ景品がもらえます。試合を見ていた小さな男の子が投げたいとやってきて一生懸命重い網を投げ、それを見ていた少年たちも参加して網投げに挑戦し始め、子どもたちのワイワイした姿が見られました。

初めての企画でおまけに雨模様でしたが、投網を通じた交流を参加者も楽しんでいるようでした。川漁を身近に感じて楽しんでもらう人を増やしたい、そんな想いが伝わる素敵な企画でした。たくさんの取材が来ていたこともあり、テレビや新聞にも大きく取り上げられました。反響も上々です!

来年も「網なげっこ2023」を行いたいということなので、今後の活躍にも期待です☆