さて、2年目を迎えた四万十川大人塾です。今年も昨年に引き続き「川漁」をテーマに四万十川を学びます。今年は昨年と違い2種類の川漁に「とことん」挑戦していきます。その2種類とは鰻の延縄と鮎の網投げ。10名の挑戦者の皆さんが今年も集まりました。今年はどんな大人塾になるでしょうか、楽しみです。
4月30日、5月1日。GWの始まりに、大人塾もスタート。
第1回「鰻の延縄」。
1日目(2022年4月30日)
1日目。今年も藤の川からスタートです。昨年の嵐が嘘のような快晴で一安心。講師は四万十リバーマスター武内幸男さんです。今年もありがとうございます!
午前中は、川漁の座学と延縄の仕掛けづくりを行いました。今年は、「宿題」を毎回出します。第1回目の宿題は外掛け結びと巻結びをできるようになってくること。早速、この2つの結び方を使って仕掛けを作りますが、皆さんなかなか苦労していました。仕掛けで使うテグスは結びにくいのです。
午後からは川に出てエサにするハヤを釣ります。竿は竹、エサは川虫を使いたかったのですが、前日の降雨による増水で虫が獲れず、事前に獲っておいたミミズで代用です。釣りが初めての方もいましたが、鰻を獲るために頑張りました!1時間ほどで10尾以上の釣果。ほとんどのみなさんがハヤ調達できました。最年少の中学生が特大のイダを釣り上げて盛り上がりました。
さあ、大本命の鰻の仕掛けです。ハヤが釣れなかった人は、カンタロウミミズを切ってエサにします。中には恐る恐る鉤につける人も。仕掛けを準備したら、武内さんに教えてもらいながら鰻のポイントに入れていきます。身軽に川を渡っていく武内さんについて行くのが精いっぱい!!!そんなところに行くの!?と言いながら頑張りました。
約30カ所仕掛け終え、明日に期待が高まります・・・☆
2日目(2022年5月1日)
2日目。ワクワクがとまらない!開始前から川に行ってソワソワ仕掛けをのぞく人もいました。早速仕掛けを上げに行きます。
仕掛けの微妙な引き加減を見て、かかっているかもしれないと引っ張るが・・・・・・・・・・・・・・・いない。なかなか鰻は獲れるものではありませんね。
と言っていると、これはもしや・・・?ゆっくりと引き上げると黒光りするウナギがくねくね出てきました!急いで捕獲。その場の全員が逃がさないぞ!と心から思ったことでしょう。とても良い鰻で、大興奮!この流れを引き継いで、少し下流でも、大きな鰻をあげました。大岩の下に潜り込んでいたようです。うわ~!と拍手が起きました。今回の釣果は2尾ですが、とても良い鰻が獲れました☆他にもドンコが4~5尾。
続いて調理に入ります。捌き方は、四万十リバーマスターの林大介さんが教えてくれました。西土佐の鮎市場で数十年鰻を捌き続けたプロの技を軽快なトークで教えてもらいました。林さん、お忙しい中ありがとうございました!武内さんが獲っていた鰻も提供してもらい、塾生の希望者の皆さんも生きた鰻を捌きました。鰻捌きは難しい・・・なかなか苦労しましたが何とか!
捌いた鰻は白焼きでわさび醤油をつけていただきます。これが、最高に美味しい。藤の川で育った鰻のおいしさは格別でした。
塾生の皆さんには、経験を積み上げて鰻を販売するところまで挑戦してもらいます。今回は基礎編。次回までの宿題は「家の近くの川で延縄を仕掛けてみる。」。このブログを書いている今、宿題提出と言って既に鰻を獲って美味しく食べたという報告が何件も来ています!皆さんのやる気に脱帽です。
今年1年「とことん」頑張っていきましょう~☆