四万十川財団では、四万十川の清流保全のため、今後、流域山林の適正管理にも力を入れていきたいと考えています。その課題の一つが放置された竹やぶです。繁殖力の強い竹は杉檜なども駆逐する勢いで広がって、気が付けば「 山が竹藪に喰われている 」状態になっています。竹林の伐採は勿論ですが、切った竹をどう有効活用するかも大切な視点です。今回は高知県森林総合センター情報交流館の企画する竹かごづくりに参加してきました。この講座は9時から4時までみっちり6時間×5日間で行われます。毎週木曜日、スタッフ2名が情報交流館へ通いました。
①ひたすら竹ひごをつくる
まずは材料の真竹を伐りだして、そこから竹ひごを作ります。まるまる二日を竹ひごづくりに費やしました。初日は慣れないこともあり、竹包丁で手を切る参加者が続出。さいわい、大事には至らず、みな絆創膏を貼る程度で済みました。
②編む
続いて、編みです。講師の先生が作ってくれた下敷きに従って、ひごを編んでいきます。
これで籠の本体部分が出来ました。ここまでが1.5日。これに枠を付けていきます。
③枠を付ける
竹ひごを折らないように、繊細な作業が続きます。最後は形を整えて完成。
書くとこれだけなんですが、一つ一つの作業で留意するところがあって、不特定多数を対象としたWSには向かないかなというくらいちょっと高度な工作でした。ただ、竹ひごさえ構えられれば作れそうな竹細工もあり、竹ひごづくりが地域の仕事につながるのではないか(ネット上で竹ひご1本100円で売っているそうです)という可能性も感じました。
講師の中川先生、講師補助の神田さん(事務局長神田とは別の神田さん)、交流館スタッフの皆さん、お世話になりました。ありがとうございました。