昨日に引き続き網投げ!2日連続の網投げが始まります。
暑い日で日差しもきつく、熱中症が心配されました。無理せずにやりましょう。
今回の目標は鮎をしっかり狙うことと鮎の販売を学ぶことです。
鮎を狙う 10月2日
鮎を狙うために2グループに分かれました。今回の講師は2人です。1人目は小出徳彦さん。2人目は宮崎和典さん。お二人とも網投げが好きで、暇さえあればお気に入りの場所で網を投げています。
場所は西土佐の江川崎にある宮地の河原とカヌー館下の瀬です。早速2手に分かれて向かいました。
2グループに分かれて
カヌー館の瀬は宮崎さんと一緒です。川を渡って中洲から鮎を狙うので、男性チームです。投げ網も瀬に投げるため袋網を使用します。カヌー館下に降りると、しめ縄が張ってありました。これは縄を川の中に張ることで鮎が流下するのを止め、鮎がとまったところに網を投げて獲る漁です。許可がいるために誰でもできるわけではありませんが、10月になると川のあちこちで見られます。しめ縄の近くは他の人が網投げできないので、少し上流へ向かいます。
鮎が跳ねてます!群れも見えます!昨日の網投げを思い出して、挑戦です。まずは、宮崎さんの投げ方を見本で見せてもらいました。片手投げでかなりの飛距離!さすがです。投げ方は一つではなく、いろいろあります、投げやすい両手投げを塾生の皆さんには教えましたが、実践の中で飛距離が出したい、素早く投げたいとなれば片手投げが良いかもしれません。その使い分けができるようになれば最高です。
散らばって鮎を探し、跳ねたところに投げるという基本で網投げを行いました。宮崎さんには、その間に一人一人の投げ方や鮎の捉え方をアドバイスしてもらいました。昨日の今日で皆さん網投げが上手くなっています!川の見方も違います。
何と、1尾GETしました~!!!!さすがです。狙わずに投げて入ったということでしたが、ちゃんとした1尾です。
瀬についている鮎を狙う方法もありそれを教えて実践してみました。瀬でうろつく鮎を狙って投げた方も1尾GET!そのやり方で2尾目もGET。
これでは足りないと宮崎さんが挑戦し、ちょうど大きな群れがばちゃばちゃしているのが見えたのでそこに向かって渾身の一投!12,3尾かかりました。スゴイ。皆さん、初めて鮎がたくさんかかっている網をみて感動していました。
一方で、宮地の河原では小出さんを講師にしっかりと網投げ訓練が行われました。一人ずつ丁寧に指導してもらい、今日でちゃんと投げられるようになった方もいました。河原をうろうろして鮎を探し、しっかり鮎を獲った人もいました!!
どちらのグループも塾生が鮎を獲れました。本当に良かったです。
鮎の販売とは?!
今回はまだ終わりません。販売するところまで学んでもらうため、早めに切り上げて西土佐鮎市場へ行きました。今回獲った鮎がどれくらいの値段になるのか。小出さんは鮎市場で働いた経験があるので解説してもらいました。鮎を獲って売る場合はキロ単価での販売になるため、鮎を計量します。時期と漁法によって買値が変動し、鮎漁開始の6月が一番高く、漁法は網漁よりも釣りの方が高くなります。今回は10月で網鮎なのでキロ単価1500円。今回の漁獲は約1.8kgだったので2700円で買ってもらえます。その後は、1尾ずつ袋に入れて冷凍されて販売されます。今後、川漁をして鮎を売ることもあると思うのでぜひ参考にしてほしいと思います。買取価格が安いと自分で食べるのか、あげるのか。そんなことも考えていくのが楽しいです。
これで第6回目は終了。
次週が最終回、鮎が獲れるか?!