四万十川財団では、四万十川の清流保全のため、今後、流域山林の適正管理にも力を入れていきたいと考えています。その課題の一つが放置された竹やぶです。繁殖力の強い竹は杉檜なども駆逐する勢いで広がって、気が付けば「 山が竹藪に喰われている 」状態になっています。竹林の伐採は勿論ですが、切った竹をどう有効活用するかも大切な視点です。

ということで、今回は高知県森林総合センター情報交流館の企画する竹ブランコづくりに参加してきました。

まずは、近くの竹藪から材料となる孟宗竹を伐りだします。

設置場所まで運んだら、先端(ウラ)から1メートルのところを1本ずつ番線でくくり(きつ過ぎず緩すぎず きつすぎると竹が割れる)、くくった番線同士をまた番線で連結します。更にそれをロープで補強します。この番線同士をつなぐときと、ロープをかけるときに余裕を持たせておくことが大事です。きつすぎると竹を立ち上げるとき上で広がりません。

結束が終わったら、ブランコを取り付け、足元が動かないように固定しながら、息を合わせて立ち上げていきます。

上がりました!!

上げてから足の位置を調整し、鉄筋の杭を打ち込んで固定したら完成。杭が危なくないように竹で作ったキャップもかぶせておきます。

さっそく家族連れが来て遊んでくれました。
小さい子供用のジャングルジム。子供が抜けられなくなる万一に備えて大人が入れる口を一か所空けておく

今回はブランコ2つとジャングルジムを作って終了。四万十川の河原でブランコしてみたいですね。皆さんお疲れさまでした。