毎年この時期に、中村小学校5年生と山の仕事の学習をしています。
中村小学校5年生は、社会の授業でいろいろな一次産業について学んでいて、ここまで、農業や漁業について学んできました。次に林業を学びたい、それも実際に林業に携わっている人の話を聞いてみたいという依頼が四万十川財団にあって、隣町になりますが四万十町の十和で自伐型林業を営んでいる中平光高さんに講師をお願いしました。コロナの関係があって、5時間目に5年1組のみなさんと、6時間目に5年2組のみなさんと一緒に勉強しました。
はじめに、中平さんのやっている林業について話してもらいました。中平さんは秋冬は林業、実際にどんなものを売っていて、それがいくらになるのか、林業の現実を教えてもらいました。また、杉と檜の見分け方も教えてもらいました。中村小学校の5年生のみんなは、板を見ただけでも杉か檜か、もう区別できますよね。
(+ 節穴を埋める枝材の利用法について説明しています)
林業の道具も実物を並べて学んでもらいました。刃物もあるので、そこは十分に気を付けて。半分はクイズ形式で行いましたが、中村小学校5年生は1組も2組も反応が良くて、推理が鋭くて、いろいろな答えが返ってきて私たちも楽しかったです。牽引具の意外な使い方には、みんな目からウロコの様子でした。
それから、自分たちでものこぎりで丸太切りに挑戦!細い枝でも結構苦労しましたが、最初に教わった薪一束500円を目指してみんなで頑張りました。
最後にチェーンソーの実演もしてもらいました。体育館でやったので音が響いてびっくり。切るのにあんなに苦労した木が一瞬で切れます。チェーンソーってすごい!!「欲しい」という子も。
林業ってすごい。森林って良いなって思ってくれたら最高です。
中村小学校の皆さん、また一緒に勉強しましょうね。