広見川農業排水対策協議会の濁水パトロールに同行してきました。今年は多くの方が異動されたので新しく会う方ばかりとなりました。今後とも引き続きよろしくお願いいたします。
同協議会では毎年この時期に数回のパトロールを行っています。今回は今年の1回目。
今年の代かきと濁水の状況を関係者に伺いました。農家の方によると現在は早稲のコシヒカリの田植えが最盛期。4月15,16日に三間、松野町地域は代かきのピークを迎えました。現時点で8割が代かきを終え、残りがゴールデンウィークになるだろうとのこと。四万十川との合流でも、同じく4月15,16日に広見川からの濁水によりはっきりとしたツートンカラーが見られました。16日はちょうど四万十川一斉清掃の日で、濁りを追っていくと合流点から30㎞近く、川登くらいまで続いていました。
今回の濁度調査では今日の午前中に採水した水を使いました。数日前の増水と代掻きの落ち着きから濁度が低い結果となっていますが、実際の川をパトロールすると濁りが強く残っている印象でした。
ちょうど代かきをされている農家の方々がいましたが、深水代かきをしていて、側溝の水は濁っていたようでした。多くの農家の方々が改善に向けて努力していただいているところ、やむを得ない状況の方もいるようです。その原因を一つずつ丁寧に解決していく必要を感じました。
石膏資材の投入による沈殿効果を実証、濁水対策に協力した農家のお米のブランド化など、近年対策に一層力を入れ入れていただいています。高知県側も協力し、一緒に問題解決に向かいたいと思います。