※四万十川財団は、2019年度から四万十の日実行委員会の「水辺の楽校」を委託されています。
今年も四万十市内13校の小学校のみなさんと一緒に四万十川で学びます。

四万十市立大用小学校3・4年生の皆さんと学校のそばを流れる後川(四万十川の第一支流)で水生生物による水質調査をしてきました。今回も四万十市環境生活課のみなさんにご協力いただいています。

まずは座学。水生生物を調べると何が分かるのか、どんな生き物がとれるのか、生態系の中でどんな役割をしているか、等々を学んでもらいます。

水はまだ少し冷たくて、入ったとたんに顔がこわばる子もいましたが、徐々に体を慣らしながら川に入ります。後川は四万十川水系でも屈指の清流なので、今回は清流度調査もしてみました。記録は1回目が6メートル20センチ、2回目が8メートル90センチ、3回目が10mジャストでした。

続いて水生生物採取。みんな思い思いの場所を探ります。

続いて、何がとれたか班に分かれて調査します。

今回の調査結果は以下の通りです。

指標生物スコア値
サワガニ9
ヒラタカゲロウ9
カワゲラ9
携巣(けいそう)性トビケラ 9
ヘビトンボ9
タニガワカゲロウ8
マダラカゲロウ8
ヒゲナガカワトビケラ8
カワニナ8
ガガンボ7
サナエトンボ(ヤゴ)7
シマトビケラ7
テナガエビ7
コカゲロウ6
キイロカワカゲロウ6
ヒラタドロムシ6
そのほかにいた生きもの
アカザ
カワムツ
ツチガエル
ハグロトンボ(ヤゴ)
コオニヤンマ(ヤゴ)
ヌマエビ    などなど

合計123ポイント。ASTP値7.68で、水質階級は1でした。
大用小学校のみなさん、また一緒に川遊びしましょうね。

大用小の皆さんからお手紙をいただきました。ありがとうございます。