台風後にたくさんのゴミ
6月24日
梅雨の晴れ間に、今年2回目の海岸清掃ができました。
先日台風が沖を通ったとき、平野海岸は大荒れで、海岸が全て沈むほど波が高かったそうです。それもあって、至る所にゴミが。前回拾ったことはなかったかのような元の木阿弥・・・。
その光景を見てやる気十分。腕をまくって、さあやるぞ!
毎回のことですが、ペットボトルがあまりにも多かったです。海岸線に沿ってペットボトルが果て無く並んでいました。液体が入っているものもあり、重いうえに焼却処分の妨げになるので、できるだけ液体を捨てますが、異臭がひどい。便利なペットボトルはなくならないだろう、何かかわるものや方法がないかなぁと考えながら拾い続けました。
ペットボトルの次に多いのは、海面漁業で使用される漁具です。特に、今回は1mを越える大きな発泡スチロールの浮きが目立ちました。この浮きの処理が大変なのです。球体の硬プラスチックの浮きも多かったです。中に海水が入っていて重い!出したいのですが硬くて切れません。どこから海水が入ったのでしょうか・・・
ご参加いただいた皆様、暑い中、誠にありがとうございました。リピーターの方も増えてきて嬉しいです☆おかげ様で、着実に清掃活動ができています。次は、涼しくなった10月によろしくお願いいたします。
ゴミ処理が大変。
週が明けて26日の月曜日。ゴミ処理スタートです。
今回の大問題は、大きな発泡スチロールの浮き。
クリーンセンターでは、50㎝四方に切らないと受け取ってもらえません。切ると言っても手作業で一つずつ。木や砂が混じって切りづらく、汗だくです。しかも、切るごとにマイクロプラスチックが大量発生。容積が大きいので、運ぶにも一苦労。
いろいろと調べたところ、このフロートを集めて固形燃料にリサイクルしている企業があることがわかりました。高知県幡多土木事務所に紹介してもらい、お話を聞きましたが、残念ながら運搬費用と効率を考えると適当ではありませんでした。今回だけは、幡多土木事務所にご協力いただき処理していただくことになりました。有難うございます。
漁業者のみなさんも、浮きの処分には困っているようです。浮きは海が荒れた時にどうしても流出してしまうため、最近ではマイクロプラスチックの出にくい硬質プラスチックの浮きが採用されることが多くなっているようです。しかし、処理困難なことに変わりなく・・・処理方法や仕組みを考えていきたいものです。
今回の処分量は
重量:160㎏
容量:2t車1杯分
になりました。
微力ながら、清掃後は海岸がきれいになっているので気持ちがいいです。その反面、課題も多く感じます。できることから着実にやっていこうと思います。
次回の海岸清掃は10月28日です。
台風シーズン後の海岸には、またたくさんのゴミがあるのでしょう。
※ 海岸清掃にかかる費用は、皆様からお預かりしている寄付金(四万十川基金)を活用しています。ご支援有難うございます。