東又小学校の子どもたちと、生き物学習を行いました。今回は、四万十町役場企画課四万十川振興室が行う環境学習のサポートです。調査を行ったのは、四万十町の志和地区を流れる志和川。窪川の東又から山を下って下って海に出ると志和に着きます。かつては志和にも小学校がありましたが、今では志和の子どもは東又小学校に通っています。そんな関係もあって、志和地区で環境学習をしようということになりました。
実は、志和川はエビの宝庫!!事前の調査でもおびただしいほどの数のヌマエビが捕れたほか、テナガエビもたくさんいました。エビの密度なら流域のなかでもトップクラスです。
さあ、そんな志和川で子どもたちはどんな生き物を見つけてくれるでしょうか。
この日授業に参加してくれたのは4年生の7人。みんな素直でとってもいい子たちです。まずは水深の浅いところで生き物を探します。水の中をのぞいてみると、早速エビを発見!草むらをガサガサしてみると、網のなかに大量のエビが入りました。「すげー!」「先生めっちゃ捕れた!」と子どもたちも大興奮。バケツのなかはすぐヌマエビでいっぱいになりました。また、少し深くなっている所を探っていると、テナガエビをゲット!初めて見るテナガエビにみんなも興味津々です。その他にもミズカマキリやイモリ、モクズガニなどを確認することができました。
水槽もいっぱいになってきたので、いったん水分補給をして、下流に向かいます。途中石がゴロゴロした流れのはやいところもあったので、気を付けながら進みました。難所を超えると2つ目のポイントに到着。ここはさっきよりも水深があるので、タコメガネを使って水の中を覗きながら生き物を探します。ここはテナガエビがたくさんいるスポットで、堤防の壁やくぼみにたくさんのテナガエビが隠れていました。しかし、テナガエビよりも子どもたちが熱中したのはアユ。アユの群れが泳いでいたため、捕まえようと必死です。なかなか早くて捕まえられませんでしたが、子どもたちは夢中になって追いかけていました。
最後に、今回捕まえた生き物を観察します。水槽の中にはたくさんのエビが泳いでいました。みんな頑張っていっぱい捕まえてくれたので、水槽は生き物でいっぱいです。ミナミテナガエビ、ヒラテテナガエビ、ヌマエビ、ヤマトヌマエビ、ミズカマキリ、イモリ、モクズガニ、チチブ、ツチガエルを捕まえることができました。「他の生徒にも見せてあげたい」ということで、一部の生き物は持って帰って育てることに。優しい子どもたちですね。
これから夏休みが始まりますが、今度は家族で志和川に遊びに来てほしいですね。また一緒に学習しましょうね。