四万十川財団評議員の、池田十三生(いけだ・とみお)さんが、6月18日に81歳でお亡くなりになりました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
普段私たちは池田さんのことを”トミさん”と呼んでいたので、トミさんで通します。
財団役員もしていただいていましたが、それ以前から植物のこと、窪川周辺の歴史系のことで分からないことがあればまずトミさんを頼りました。トミさんは嫌な顔一つせず毎回お付き合いくださいました。
何もないときでも、週に1回は事務所に遊びに来てくれました。何かもらったと言っては持ってきて食べさせてくれ、珍しい植物があったと言っては紹介しに来てくれ、漁協の催しのお知らせを持ってきてくれたり、なんとなく通り掛けに寄ってくれたり。おかげで事務所でなんとなく撮った写真がたくさんあります。今でもトミさんが大きな体でふらっと事務所に入ってくるような気がします。
もちろん、財団ブログにも何度も登場していただきました。
- 『人と自然が共生するまちづくり』をささえる人 ―四万十町(2009年10月26日)
- 第6回食と漁の地域活性化シンポ「四万十川アユの再生と流域の地域未来づくり」で喋りました(2018年11月26日)
- 鴨と呼坂(2021年2月5日)
- 四万十川上流淡水漁業協同組合とは・・・(2021年9月24日)
- 清流通信305章~四万十川の河床環境変化と砂防ダムを考える~(2022年3月25日)
- 清流通信306章~遠山の植物を守りたい「遠山を守る会」~(2022年4月25日)
- 四万十川の樹を見たい(2022年10月5日)
トミさん、今まで本当にありがとうございました。いくらお礼してもし尽せないくらいお世話になりました。何から何までいろいろ頼りきりだったので、今はトミさんがいなくなってしまって途方に暮れていますが、トミさんが大事にしてきた四万十川を守れるように、これからも頑張ります。