田野々小学校の子どもたちと川の生き物調査をしました。場所は学校の目の前を流れている梼原川です。天気も良く泳ぐにはぴったりの日。この日は四万十町役場の四万十川振興室も来てくれて、子どもたちが生き物を見られるよう、水槽(まちなか水族館)も用意してくれました。子どもたちが来る前に事前に生き物を採って見せてあげようとガサガサしていると、局長がテナガエビをゲット!大正はテナガエビが遡上する上限の地域です。大正ではなかなか出会えないレアキャラなので、きっと子どもたちも喜んでくれるでしょう。

水槽の中身

そうこうしていると子どもたちが到着。ライフジャケットを着けてもらい、調査開始です。迷わず深い方へ向かう子どもたち。ライフジャケットがあるので安心して川遊びができます。ライジャケの浮力で潜れないので、大人に川底の石を拾ってもらって虫がいないか調べる子もいます。足が着く場所で自分で調べる手もあるのですが、、深い方が楽しいんでしょうね。9月末とはいえこの日は気温もあがったため、みんな気持ちよく遊べたことでしょう。また浅瀬でもくもくと石をはぐって虫を探す子も。開始早々虫を見つけた子もいました。見つけられたら楽しくなりますよね。ヨシノボリもたくさん足元にいたので、子どもたちは捕まえるのに必死なようでした。見えてるのに捕まえられないと悔しがっていましたが、友達と一緒に挟み撃ちするなど知恵を出して一生懸命トライし見事ゲット。ようやく捕まえられたところで生き物とりの時間は終了です。

今度は何がいたか生き物を同定する作業を行います。種類別に分けてから、下敷きを使って名前を調べました。今回捕れた生き物は、ヒラタカゲロウ、カワゲラ(オオヤマカワゲラ・フタツメカワゲラ)、タニガワカゲロウ、ヒゲナガカワトビケラ、カワニナ、シマトビケラ、テナガエビ、ヒラタドロムシ、ヨシノボリ、ヌマチチブ、ボウズハゼの11種類。アカザも姿を現しましたが、残念ながら捕まえることはできませんでした。増水後だったこともあり、生き物の数は少なかったですが、スコア値の高い生き物が確認できました。子どもたちも梼原川はきれいな川だと理解してくれたようです。

最後にみんなで記念写真。この学習をきっかけに川が好きになってくれたら嬉しいです。また遊びましょうね。

四万十川振興室の皆さんも入って記念撮影