昨年、四万十川大人塾で応募して優秀賞をいただいた、生物多様性こうちプラン大賞交流会に、今年は一般参加者として行ってきました。

「魚を探して獲って研究する」饗場 空璃(あいば そらり)さんトークショー

はじめに、高知大学一年生の饗場 空璃(あいば そらり)さんトークショー「魚を探して獲って研究する」
がありました。こちらはお魚標本の展示&解説付き!今取り組んでいる研究と現段階での成果を話してくれました。魚類分類学門外漢にはちょっとマニアックな内容でしたが、かつて日本でカワリハナダイだと思われていた魚が、実はツキヒハナダイだと分かるまでの経過が良く分かりました。また、饗場さんが確認した日本で3例目となるウラシマチョウチョウオの記録についても話してくれて、全身からにじみ出るようなお魚愛を感じました。

ポスターセッション

午後からはポスターセッションです。10団体が発表していて、それぞれの取り組みを聞きました。

◇ぼうさい植物しっちょう?(日本防災植物協会)
◇神池 里山がっこう(香美市役所定住推進課)
◇ぼちぼちの林業による持続可能な里山活用2023(NPO法人大月地域資源活用協議会)
◇里山保全で持続可能なまちづくり~こども・わかものの躍進~(久重youth(きゅうじゅうゆーす))
◇環境DNAを用いた浦戸湾と宇佐湾の魚類調査(土佐塾高等学校)
◇ちっちゃい大自然(加茂山に親しむ会)
◇南郷小学校エコクラブ 〜学校周辺の豊かな自然と人の繋がりを生かした環境教育〜
(黒潮町立南郷小学校・うみのこども)
◇-高知の豊かな自然環境を楽しみ,学び,伝える- 高知大学同好会いきものや(いきものや)
◇水と森は、ひとつに「一般財団法人もりとみず基金」の設立(土佐町)
◇大月小学校5年生の地域学習とアニメーションづくり(あにめのいろは)

今年から、生物多様性高知戦略の4つの観点から大賞を出すことにしたそうです。

  • 1.知る・広める  生物多様性の価値を知り、社会全体で共有する取り組み
  • 2.つなげる    生物の多様性を次世代につなぐ仕組みと基盤をつくる取り組み
  • 3.守る      自然環境の保全と回復を図る取り組み
  • 4.活かす     生物多様性の恵みを活かした地域産業の持続と活性化の取り組み

受賞されたのは以下の団体の皆さんです。おめでとうございました。団体詳細はえこらぼHPをぜひご覧ください。

「広めたで賞」

『ぼうさい植物しっちょう?』  日本防災植物協会(四万十市)

「つなげたで賞」

『神池 里山がっこう』  香美市役所定住推進課(香美市)

「活かせるで賞」

『里山保全で持続可能なまちづくり~こども・わかものの躍進~』 久重youth(高知市)

「つなげたで賞」

『水と森は、ひとつに「一般財団法人もりとみず基金」の設立』  土佐町(土佐町)

奨励賞

『-高知の豊かな自然環境を楽しみ,学び,伝える-高知大学同好会いきものや』 いきものや(高知市)