27日(土)。快晴の下、10名の皆さんと海岸清掃を行いました。
ここのところ連日寒く、当日朝も「寒い!!!」と思いましたが、清掃を始めると汗ばむほどになりました。
今回、特筆するのは「ゴミが少ない」ということです。
平野サーフビーチを見渡すと、入り口近くから周辺には、ゴミがほとんどありませんでした。海岸を使用される皆さんの日頃の活動の成果なのでしょうか?この1年の成果なのでしょうか?なんにせよ・・・ゴミがないことは良いことです!
しかし、離れた場所に行くと、大量のゴミがありました。片道200mほどでしょうか、ゴミ袋(70L)をいっぱいにして移動するには遠いです。
目立つのは、漁具、ペットボトル、ビニール類です。すぐにゴミ袋がいっぱいになりました。往復すると時間も体力もなくなってしまうと、、、、ふと、思い出しました。以前、参加者の方が落ちている流木を拾って、天秤棒のようにゴミを運んでいたのです。早速、天秤棒をつくり、肩に載せます。それまで、腕の力だけで運んでいたのですが、劇的に運びやすくなりました。ぜひ、ゴミ拾いの時にお試しいただきたいです。それでも、かなり重いのでバランスを崩さないように、気をつけましょう。
大きいものは袋に入らないので、ソリで運ぶのも良いですね。今後は、落ちているものを使ってゴミを運ぶ方法を考えてみたいと思います。
今回のゴミ運搬は大変だったので、次回は、もっと近い収集場所にできないか検討します!
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。リピーターの皆さんが多く、いつも嬉しく思います。
今回は、西日本科学技術研究所の方にもご参加いただきました。遠方からありがとうございました。
今回の海ゴミ収集量は、160㎏。
2t車1杯分。
長い移動距離が原因で、いつもより少ない回収量となりました。
次回は2月23日(金・祝)デス☆
追記
1月31日、物部川フォーラムにて、高知県立大学名誉教授 一色健司先生の「海から見たプラスチックごみ問題」を聴講してきました。別のブログで書きますが、この講演をきいて、地道に行う海岸清掃の大切さを改めて感じることができました。
少し紹介します。
海岸ゴミ掃除の意義
PETボトルがマイクロプラスチックになると、どれくらいの範囲の海を汚染するか、試算してみました。
・・・省略・・・
海の表面1㎢に散らばっているマイクロプラスチックは平均して約70g、2LのPETボトルがだいたい同じ重さなので、河川敷や海岸に漂着した2LPETボトル1本を回収するだけで、1㎢分の汚染を防いだのと計算上はほぼ同じことになる!
第2回物部川フォーラム 海から見たプラスチックごみ問題
今回の海岸清掃では、いつもより少ないとはいえ、160㎏のゴミが回収できました。
160㎏÷70g≒2285.7㎢
なんと、四万十川流域面積(2186㎢)以上のMP汚染を防ぐことができました!
もちろんすべてがPETボトルではありませんし、目安にすぎません。
また、海岸に漂着するゴミの9割は、回収されないままだと再び海に流れ出てしまうそうです。ゴミが流出する前に、少しでも回収することが、大きな意味を持つのだとよくわかりました。今後も海岸清掃、頑張っていきたいと思います。