先日4月10日には中土佐町大野見地区で一斉清掃が行われましたが、4月14日(日)には四万十市、四万十町、津野町、梼原町でも実施されました。四万十川財団は、スタッフが流域各地域に分かれて参加してきました。

四万十町

四万十町大井川地区に参加してきました。この地区は以前NHKブラタモリで、数万年前に四万十川が蛇行して流れていた跡地として紹介されました。現在は田んぼや宅地や小川になっているところに四万十川が流れていたわけです。ここを大井川住民で隅々まで綺麗にしてきました。

津野町(船戸)

津野町船戸地区に参加しました。20名ほどの住民のみなさんが朝早くからゴミ拾いに励みました。ゴミは少なく、住民の皆さんの意識の高さがうかがえます。

梼原町(中河原)

梼原町の清掃活動に参加しました。中河原に20名ほどの参加者が集まり清掃スタート。皆さんが気掛けていただいているおかげで、ゴミはほとんど落ちていませんでした。梼原の皆さん、さすがです。

四万十市

四万十市の一斉清掃に参加してきました。参加いただいた皆さん、ありがとうございました。お疲れさまでした。ゴミ拾いについては繰り返しになるのでもう書きません。お伝えしたいのは下の写真について。

皆さん、これ何でしょう?ヒントは下の写真。

魚を獲る仕掛けと答えた方、正解です。問題は、何を獲る仕掛けか。

答えは、地元で「ゴリ」と呼ぶハゼの仲間の稚魚を獲る仕掛けです。「上り落とし漁」といって、流れのゆるい岸近くを遡上するゴリの行く手を阻んで流れのきつい瀬に誘導し、仕掛けた籠の中に落とす仕掛けです。四万十川のゴリは昭和天皇が行幸された際にお出ししてお褒めにあずかったという都市伝説もあるくらいの名物です。今が旬。ゴリの卵とじやおつゆ、いい出汁が出ておいしいですよ。

市町名Total参加延べ人数
(自治体調べ)
収集ゴミ総量一番多かったゴミとその量今年の清掃の特徴的な点
四万十市1,185人約2,440㎏可燃物、金属類など清掃に中村高校の生徒が多く参加していた。収集されたごみについては金属片・廃タイヤなど毎年みられるものが多かった。
四万十町1,185人約4,310㎏可燃物、金属類など昨年よりもゴミの量は減少しているが、収集されたゴミの傾向については、あまり変わらないとの報告が多かった。
津野町約330人可燃ごみ 約90㎏
不燃ごみ 約250㎏
可燃物、金属類参加者は前回に比べ約20名増加した。
ゴミの量に関しては前回より▲130㎏
減少した。
中土佐町57人
可燃物 約15Kg
不燃物 約40Kg
鉄くず、缶今年は漁協、えんこう会が鮎の放流日と重なり
20名くらいの減となった。
地域での清掃活動を行っているためごみの量は年々減っています。
梼原町約250人2tトラック2台分廃プラ類、金属類天候に恵まれ、各集合場所への参加者は前回同様多くの方に参加いただいた。回収したごみについては、分別して持ってきていただくようになり、量についても減少傾向にあった。
合 計約3,370人約7,145㎏
令和6年度 四万十川流域一斉清掃結果報告 *四万十川保全機構より提供