子供たちが活用しているライフジャケットは、皆様からのご寄付で購入しています。

この時分は怒涛の環境学習オンパレード。今日は、田野々小学校の3・4年生と環境学習でした。梅雨の真っ只中、雨も心配されましたが、無事に開催できました。

場所は四万十川との合流地点の少し手前の梼原川で行いました。サポートに四万十川振興室の津野さん、西内さん、谷さんも駆けつけてくれました。財団からも3名のフル参加。自己紹介、捕りかたのレクチャーを一通り終えた後、4班に分かれて、水生生物捕獲に入っていきました。

水温は21℃。すぐ近くでは群れアユが、コケを食んだり跳ねたりしていました。少し下流では鮎師が友掛けをしていて、ちらほら掛けているようでした。

水生生物の捕獲作戦

最初は恐る恐るだった3・4年生の皆さんも次第に慣れて、次々と生き物を捕まえます。自分たちが暮らす身近な川にどんな生き物がいるのか、興味津々のご様子。

ソーティング作業

さて、捕獲した後は、同じ種類ごとにソーティング(分類)していきます。よーく観察しないと似た生物がたくさんいます。

ソーティング中
ヒゲナガカワトビケラ
綺麗なグリーンをしたナガレトビケラ
タニガワカゲロウとチラカゲロウも混じっていますね。
ヨシノボリもいました!

スコア表の発表

最後にどんな水生生物がいたか各班ごとに発表してもらいました。

水生生物のまとめ表

今回、このほかにもアカザやヘビトンボ、ドンコなど、見つけたけど獲れなかった生き物もいました。珍しかったのはシジミ。分布調査がされていないので、高知大学名誉教授の町田先生からデータない?と問い合わせがあったばかりです。残念ながら殻だけだったので、生息しているのか、誰かが食べた後のものかが分かりませんでしたが、昔はこの辺りでシジミを獲ったという話も聞いているので、また探してみたいと思います。

田野々小の皆さん、また一緒に勉強しましょうね。