7月3日は、影野小学校の皆さんと水生生物調査。場所は、学校から歩いてすぐの仁井田川にある「水辺の公園」で行いました。ほとりには東屋があり、そこで調査前の座学も行い、なんだか雰囲気がとても良いです!川はこんな感じです。児童たちが調査するにはピッタリ!
さてさて、水生生物の捕り方の説明も終わり、各自、網を持って川に入っていきます。はじめは慣れない様子でしたが、次々と捕獲に成功し、先生にわざわざ報告しにいく児童もちらほら。
とても暑い日だったので、みんな、泳ぎながら捕っています!気持ちよさそうですね!
終盤に四万十川振興室の津野さんが、茂みに隠れていたコイを見つけて、みんなで囲み、捕獲を試みましたが、コイの方が一枚上手でした。またいつかリベンジしてみてくださいね!
水生生物はたくさん捕れたので、次の行程のソーティング(分類)に移ります。同じ種類毎に製氷皿に分類していきます。よーく観察しないと、見分ける事が難しい水生生物もいます。
ソーティングが終わると次は、スコア値毎に分類された水生生物の一覧が載っている下敷きを見ながら、同定していきます。みんな真剣に見比べっこしています。
最後にどんな水生生物が捕れたか発表してもらいました。
仁井田川の「水辺の公園」では17種類の水生生物と出会うことが出来ました。仁井田川は県内屈指の農業地帯「高南台地」を蛇行し、四万十川に合流しています。仁井田川には農業濁水などの課題もありますが、今回の調査では、汚れや濁りが少なく自然状態に近い場所に生息しているサワガニ、ヒラタカゲロウ、チラカゲロウ、カワゲラ、携巣性トビケラ等々もいる一方で、10段階の内、もっとも低いスコア値1の赤いユスリカも捕獲されました。継続的に調査を実施し、注視していきたいものです。
影野小の皆さん、また一緒に調査しましょうね!