ここ30年、四万十川流域では、地元の子供の水難事故は起きていません。これを継続すべく、四万十川財団では学校に出向いて水難事故防止の授業も行っています。その一環として行っているのが、プールでの着衣泳です。不意に服を着たまま落水してしまった時、どう対処したらいいのか、前もって体験してノウハウを身につけておくのが目的です。田野々小学校では、今年全校生徒対象に水難事故防止の座学をして、5・6年生は着衣泳の実技もしました。
ほとんどの児童がはじめてとのことでしたが、みんな着衣時の動きにくさを体感し、上手に浮けるようになりました。着衣泳はあくまでことが起きてしまった後の最後の手段で、こんな技術を使わないで済むほうがいいのですが、いざという時に身につけておいてほしい技術です。みなさん、よい夏休みを。