大人塾第4回は、四万十川の支流・藤の川で「しゃくり漁」です!天候にも恵まれ無事開催する事が出来ました!

まずは前日夕方。前回の大人塾(エビ漁)の際、増水で仕掛ける事が出来なかったエビ筒を、スタッフ中平が仕掛けておき、当日の朝に塾生の中山夫妻と回収に向いました!場所は、たけさんに教えて頂いた津野川と目黒川の合流地点の上手です!

結果はこんな感じです(↑)なんとか人数分のテナガエビは確保できたので、藤の川に向います!後ほど、しゃくった鮎と一緒に炭火で塩焼きにして試食します!

講師紹介:藤の川のしゃくりといえば・・・

今回の講師は、第一回ウナギはえ縄漁の講師もお願いした”仙人になりたい”「武内幸男(たけうち・ゆきお)」さんです!!!

武内幸男さん

武内さんの相棒である「阿部敦雄(あべ・あつお)」さんにもお手伝いいただきました。

左:阿部敦雄さん

しゃくり漁とは

まずはご存じない方のために、少しだけしゃくり漁をご紹介。しゃくり漁は目の前の鮎を竿の先端にある鉤でひっかけて獲る漁法です。鮎と同じ目線になって一対一で対峙するので、川の中にどっぷりつかり鮎を追いかけます。必要な物は、しゃくりの竿と箱めがねだけ。鮎の習性・行動・速さなど全てをある程度分かっていないと思うように行きません。その分、奥深く、非常に面白い・・・。

しゃくりの竿は、みんな自分で作っていたといいます。人によって作り方が違い、こだわるポイントも様々です。武内さんの竿は、手元側の半分が竹で、先の半分が鉄の棒を細工しています。というのも、竹だけだと川の中で浮いてしまい、鮎を狙いにくいからだそうです。先端についている鉤もまき方があり、テグスできれいに巻き上げます。すぐに取れてしまうので、予備も何個か持ち歩きます。腰に鮎を活かしたまま持ち歩けるバック(友バック)をつけて移動しますが、その中に予備の針を入れておきます。

まずは観察、即実践!

見て覚えることが重要なので、まずは、鮎をしゃくる武内さんを観察します。その後、武内さんや阿部さんにアドバイスをもらいながら、チャレンジしていただきます!

皆さん、「アユはおるけど、よう掛けん」と悪戦苦闘の様子。

さてさて、結果はどうだったでしょうか?

今回も延縄漁の時に大物の天然ウナギをゲットした「なおさん」がやってくれました!初心者にして3匹も掛けることが出来ました!素晴らしい!

他の方も、鮎を見つけて狙うことはできますが、獲ることは難しいようでした。しかし、鮎がいるポイントや、どんな風にしたら獲れるのか、感覚が何となくわかったようです。

鮎、試食

獲った鮎を先ほどのテナガエビと一緒に河原で塩焼きにして食べました。1人1尾以上食べることができました!

美味しそうですね~!

「鮎は川を食べる」と言います。鮎のおいしさが川の豊かさやきれいさを表現します。とても美味しかったです!ごちそうさまでした。

無事に終了!

これを機にもっとやりたいと思ってくれた塾生も多く、今後は、チャンスがあれば出かけていただければと思います!

武内さん、阿部さん、たくさんの弟子をこれからもどうぞよろしくお願いします!!!!