四万十川から3名が2日目の復活選考に臨みます!

復活選考は、A1サイズのパネルの一斉展示によるポスターセッションです。コーディネーターやコメンテーターが、ポスターの前に来て、発表者との対話で、1日目に選外となったものの中から、きらりと光る”いい川””いい川づくり”に付箋を貼っていきます。

文化的景観を発表する羽方
まちなか水族館を発表する四万十町四万十川振興室の西内さん
リバーマスター制度を発表する中平

リバーマスター制度を発表した中平が、7票の付箋を獲得し、トップ通過する事になりました!

お隣で発表していた芥川俱楽部の方から「寸劇で使ったカツラを被った方が良い」とアドバイスしていただいたのが効いたのでしょうか、それとも2回目の寸劇への期待感からでしょうか、いや、リバマス制度自体が持つ素晴らしさやリバマスさんの日々の活動に審査員の皆さんが共感してくださったのだと思います。

ポスターセッションで復活した6団体↓↓↓

四万十川財団:リバーマスター制度  7票
玉一アクアリウム:明石川と生きる~季節来遊の生き物たち~ 6票
小松大谷高校:木場潟の魅力を、知る、伝える、再現する! 6票
芥川俱楽部:私が芥川のガサガサ王子です!!  5票
しらみね大学:大学生による水源地域振興の試み  5票
貞山運河倶楽部:貞山運河でアート₊αを楽しむ  5票

続いて、1日目のテーブル選考で選ばれた12団体と復活選考で選ばれた6団体が2回目の3分間の発表を行います。各団体とも発表内容を工夫して、さらなるアピールをしていきました。

選ばれると思っていなかったスタッフ中平は、2回目の発表準備ができておらず、局長に「ポスターを使って、普通に発表します」と恐る恐る相談しましたが、「ダメ!」と一蹴。発表までほとんど時間がありませんでしたが、その場で、局長にアドバイスをもらいながら、台本を仕上げていきます。そしてこちらがその寸劇。

ほぼ、ぶっつけ本番の即興ですが、局長をはじめ、四万十川振興室の津野さん、急遽出演をお願いする事になった黒目川筋肉部のメイドさんのお陰で、会場を沸すことが出来たと思います。ありがとうございます!

各団体の白熱した発表が終わり、1次選考が行われます。コーディネーターの進行のもと、コメンテーターによる選考を行い、最終選考会への絞り込みと、ここが重要なのですが、会場全体を巻き込んで、”いい川””いい川づくり”とは何なのか、議論を深めていきます。この雰囲気を文章でお伝えすることはなかなか難しいですが、会場にいる全参加者が垣根を越えて、答えなき”いい川””いい川づくり”とは何かについて、一緒に探求している感じとでも言えばよいでしょうか。

リバーマスター制度もこちらが想定した以上に評価していただき、推してくださる複数のコメンテーターの投票により最終選考に進むことが出来ました。しかも、最終選考でも期待感を持たせる終わり方でした。

特に滋賀県立大学の瀧先生からは、リバーマスター制度が流域全体での活動になっている点やリバーマスターが持つ技術や知識が、子世代を超えて、孫世代に継承されていく事の価値に言及していただき、新たな視点や今後の活動の参考になりました。いつも応援してくださりありがとうございます!

最終選考に残った10団体

さて、お昼を挟んでいよいよ最後の公開討論会です。グランプリや入賞の最終選考を通じて、本大会での発表や討論から見出された”いい川””いい川づくり”の視点や課題を振り返りながら会場全体で議論を深めていきます。選考委員も一般参加者も大学生や高校生もみんな活発に対話していて、こんな雰囲気の会って、なかなか無いなーと感じました。

さてさて、気になる結果発表ですが、

グランプリ(ほぼ満場一致)

米川よろず会議の「小鮎が棲むまちを未来につなぐ川まちづくり」

準グランプリ

・天竜川ゆめ会議の「河川工事の河床復元・在来種駆除の工夫」
早稲田大学本庄高等学院の「河川環境保護は、広く深い川のように・・・」

四万十川財団が発表したリバーマスター制度も入賞する事が出来ました。これまでのリバマスさんの活動のお陰です!そして、価値あるリバマス制度の内容をさらに充実させていきたいと思いました!今後ともどうぞよろしくお願いします。

さらに詳しい結果はこちら

http://mizukan.or.jp/wordpress/wp-content/themes/mizukan/pdf/iikawa/iikawa16th_result.pdf