四万十川流域文化的景観連絡協議会(通称:文景協)では、文化的景観を地域内外の多くの人に知ってもらおうと普及啓発事業に取り組んでいます。今回はその取り組みの第1弾として、四万十町で小学生を対象にしたワークショップを開催しました。題して、「めざせ!四万十川ハカセ だれかに話したくなる四万十川のヒミツ」!
 四万十町教育委員会の森さんが四万十川ハカセとなり、子どもたちに四万十川や地域に関するクイズを出しながら、楽しく四万十川について知ってもらおうという企画です。開催にあたって、クイズの内容や、どんなワークショップだったら子どもたちが楽しんでくれるかを事前に文景協で話し合い、準備してきました。今回参加してくれたのは、四万十町七里小学校に通う1~3年生の子どもたち。さて、子どもたちはどんな反応を見せてくれるでしょうか。

 今回のクイズは全部で9問。AかBの2択を選んでもらい、正解だと思ったほうの場所に立ってもらう、レクリエーション性のある形式にしました。身体を動かしながらのクイズなので、子どもたちにも飽きずに楽しんでもらえそうです。
 第1問目は四万十川の全長は何km?という問題。A:98km、B:196km。子どもたちはどっちなんだろう?と迷いながらAとBに分かれます。この時はちょうど半々くらいに分かれていました。さあ、正解は、、、B!正解した子どもたちは飛び跳ねて喜んでいました。子どもたちの反応から見ても、クイズを楽しんでくれているようです。森さんの進行もうまく子どもたちの興味を引いていてとっても上手でした。

 この後のクイズも楽しみながら参加してくれたので、一安心。四万十川のことや、地域のことを楽しく知ってもらうことが出来ました。最後に今日出たクイズのおさらいをして、無事全員に四万十川ハカセになってもらいました。ハカセの称号として、缶バッジをプレゼント。みんな嬉しそうです。締めくくりのなかで、今度は子どもたち自身が、家族の人や友達に四万十川のことを教えてあげて、どんどん四万十川ハカセを増やしていってほしいとお願いし、ワークショップは無事終了。今回のワークショップはいろんなバリエーションが効きそうですし、今後も他の市町でも実施できそうな内容だと思います。

 今回のワークショップ以外にも、集落を巡る散策型の企画など様々な形のワークショップを開催し、ターゲットに合わせた普及啓発の方法を探っていきたいと考えています。残る4市町でもワークショップを開催予定ですので、興味を持っていただけた方はぜひお越しください。