ソーレで自然史博物館を語ろうに参加してきました。主催は高知に自然史博物館をつくる会

豊かな自然を誇る高知県には、自然史の資料が沢山あります。しかし、残念なことに、それを収集・保管し、調査研究する核となる組織がありません。

高知県内の標本が危ない!!

令和3年に、標本類について聞き取り調査をしたところ、132コレクション、235,000点の存在が確認されました。

うち、10年以上現状維持ができると回答のあったものが48件、約16万点、10年以内には維持が厳しくなるものが11件、約7万点あることも分かりました。すでに資料の劣化が始まってしまっているものもあり、標本類の受け入れ態勢の整備を急がねばなりません。現在、一時保管所を構える方向で県の協力を仰ぎながら動いているそうです。

こうした資料の収集・保存に関しては、日本全体でみても遅れているところがあります。失われてしまった資料は、データで補完できる性質のものではありません。たとえば、後年ある物質が問題になったとして、それが過去にどのように広がっていったか、生物標本があれば分かる場合があります。標本の存在がもたらす恩恵はほかにもたくさんあります。

同会は今現在、アンケートを募集しています。協力していただける方は下記フォームから回答をお願いします。

高知県に自然史博物館ができたら、行ってみたいですか?