東京で開催された自伐型林業10周年イベントに出席してきました。では、さっそく参りましょう!

自伐協と言えばこの方、中嶋健造会長による振り返りと感謝の言葉が述べられました。で、通り一辺倒の挨拶で終わるはずもありません。「このままではやばい!日本の林業」と題して、熱を込めながら林業の現状と進むべきビジョンを示していただきました。

続いて林業レジェンドたちのトークセッションです。なかでも徳島の橋本光治さんと奈良の岡橋清隆さんの2大巨頭からのメッセージで共通していたのが「出会いを大切にすること」「継続すること」でした。お二人とも故・大橋慶三郎氏に師事し、その出会いがあったからこそ今があるそうです。

橋本さんは「自分の3本柱は、①道を入れる、②機械化、③皆伐(自然破壊)は絶対にしない。自分が置かれた立場で10年頑張れ、10年続けば何事も発展する。」、岡橋さんは「自伐型林業は自分の理想で、山守は山に対して責任を持って管理していく人。過去を振り返ると、ろくでもない人間だったが(蛇足ですが謙遜でおっしゃっているだけで本当に素晴らしい方です)40年以上続けた。どんくさい人でも必ず上達する。やめない事が大切。」と訴えかけました。

第2部は「未来を語る 北から南へ全国巡るリレートーク」と題して、参加者が主役のセッションが行われました。まずは、お隣さん同士で、自己紹介。これが結構楽しくて、時間があっという間に過ぎました。財団でも定期購読している「現代農業」で有名な農文協の編集者さんがいらっしゃって、農林業の話で盛り上がりました。

その後、自伐林業を始めたきっかけや、レジェンド達との関わりを南の方から順に発表していきました。九州はいなかったので、四国代表で不肖中平が財団のオレンジジャンパーを着て発表しました。

四万十川財団では四万十川の保全につながるような山との関りを模索していること、、レジェンド達をはじめ多くの仲間とのつながりと今回学んだことを四万十川に持って帰りたい旨を話しました。会終了後に数名から「オレンジの四万十川の人」と声をかけてもらえたので、少しは爪痕を残せたのかもしれません笑。

懇親会にも60~80名が参加し、林業関係者同士、大変盛り、あっという間に時間は過ぎていくのでした。