愛媛県西条市西条図書館で行われた、ラムサール条約についての勉強会に参加してきました。

第一部では、名執芳博さん(JiVaラムサール会長)から、ご自身の環境省時代の関わりを交えながら、日本のラムサール登録湿地とラムサール自治体認証制度について解説してくれました。

第二部では、2022年、日本で最初に湿地自治体認証を受けた新潟市から高橋良さん(新潟市環境政策課主事)が来てくれて、申請から認証までと、認証後の取り組みを話してくれました。新潟は色々な取り組みをしていて、箇条書きで列挙すると、
・横断組織を市役所内で作った
・他の湿地自治体と交流
・市民へのPR
 看板 湿地カード 各種プロモーション シンポ 潟フェス実施
・湿地管理者研修会
・里潟ガイドの育成
・補助金制度創設 などなど。

現在、日本国内にラムサール湿地は53か所。ラムサール条約湿地自治体は2ヶ所(新潟市と出水市)。残念なことにわれらが四国にはどちらも一つもありません。四国にもいい水辺はたくさんあります。そうした水辺に光が当たるように、本制度をしっかりと学んで、まずは四万十川でもラムサール条約湿地自治体で手を上げられるよう、準備していきたいと考えています。