四万十川自然再生協議会(通称:再生協)総会に出席してきました。私たち四万十川財団は、再生協の幹事として関わらせてもらっています。

はじめに、記念講演です。四万十市史編纂室長の川村慎也先生から、四万十川の景観の味方のお話がありました。四万十川の集落の出来かたの特徴は、他の河川に比べて川に近いところに集中している。それは、人々の暮らしと四万十川との近しい関係を物語るものである。その一方で、川のそばで暮らすことで被る水害から逃れるために、川から近い順に 農地 ー 道路 ー 家屋 ー 神社・墓 ー 背山というように、高さを変えた配置が基本構造となっており、その要素が地形によって広かったり狭かったりしているというお話でした。

その後開催された総会では、令和6年度の事業報告及び決算報告、7年度の計画及び予算、いずれも全会一致で承認されました。