真夏の午前11時。お盆も終わったのにまだまだうだる暑さが続きます。
さて、今回は前回の授業で作成したしゃくり竿を使った実践のしゃくり漁です。
十和の久保川が今日の漁場ですが、支流なのに水がぬるい!
下見で、潜ってみると、鮎も暑くて淵に集まっていました。
今年は、鮎が多い年なので、かなりの量が淵に集まっています。
初めてのしゃくりで深いところは難しいようですが、鮎がおらんと始まらね~ということで淵でのしゃくりを決定!
13時。
早速、みんなで川へ。
自作のしゃくり竿と箱めがねを持って、川へドボン。
川ちゃん先生に丁寧に教えてもらいながら、懸命に鮎を見つけて竿を動かします。
なんと、開始30分で立て続けに2人も鮎をかけた!!!!!
川ちゃん先生には、「しゃくりははっきり言って難しい!今日1尾でも獲れたら天才だ。」と言われてましたが・・・
天才がおりました。
目がいいのか、勘がいいのか。とにかくセンスがいい。
その後、ほかの子も鮎をかけて、なんと、全員がしゃくれたのです。
スゴイ・・・。
何度かかけたけど、落としてしまった子もいました。
2時間で16尾。
本当に難しい漁なので、誰も獲れないこともあり、漁の大変さや自然との駆け引きの難しさを感じてもらおう・・・
と考えていましたが、全く問題なく、鮎と楽しんでいたのでうれしい限りです。
集中して鮎を追いかける姿は仙人のようでした。
しゃくれた時の笑顔は本当に良い顔してましたよ!
鮎との勝負がたまらなく楽しいしゃくり漁。地元のおんちゃん達も、何十年も前の子供のころ、鮎をしゃくった手の感覚を今も思い出すと言います。
漁協の計らいで中学生までは無料で漁ができるので、自分のしゃくり竿を持ってこれからも川へ出かけてほしいと思います。