四万十川本流は高知県を流れていますが、愛媛県から西土佐江川崎に流れ込む広見川という支流が一本あります。
昨日は四万十市西土佐総合支所で高知県、愛媛県の流域自治体と両県が一堂に会して「四万十川愛媛高知連携協議会」を行いました。
広見川流域は高知県側と比べて農業規模が大きいので、特に春先の代掻きの時期に田んぼから流れ出るにごり水が問題になることがあります。人口も多いので BODもやや高めです。この会はそうした課題に対して双方がどう連携をとりながら対処していくかを話し合い、実行にうつしていくための会で、今回で11回 目です。両県交代で事務局を務めますが、今回は私たち四万十川財団が事務局を務めました。
会議では、今後も地域ぐるみでの止水版の普及を図るとともに、その正しい使い方を伝える機会を作っていくこと、止水版の使用に協力してくれる農家さんに何 らかのメリットもあるような仕組みも検討すること、そして農地以外からの濁り水流入を防ぐ意味でも山林管理の問題も含めた総合的な対応を取れる体制を作る こと、等の方向で今後さらに詰めてくことが決められました。
ここからまた課題解決に向けてみんなで知恵を絞り実行に移していきます。