アカエイ:アカエイ科
Dasyatis akajei
猛毒注意 エイの中で一番おいしい?!
基本情報
【全長】1ⅿ
【体】体型は平たく円盤型、口とえらは腹部。全体が赤銅色で腹側は赤っぽく名前の由来ともいわれる。
【食性】肉食 底生動物を幅広く食べ主食とする。アサリなどの漁場では食害が問題。
【生息地】沖縄を除く北海道以南の沿岸砂泥底。四万十川では、5~8月頃に下流の下田付近、上げ潮時によく遡上し浅瀬や干潟に入り込む。
【味】夏に旬を迎え美味しい。エイの中で一番おいしいと言われ、広く食用とされる。
【飼育】海水で活きた小エビや魚の切り身を与える。温和で敏捷性に乏しく、口に入らない大きさのおとなしい種と混泳可能。
≪注意≫尾部に猛毒の棘がある。激しい痛みで数週間続くこともある。アレルギー体質の人はアナフィラキシーショックもある。
エイの中で一番美味しい!?
アカエイは日本全国で食べられ、安く美味しい。しかし、最近はなぜか消費量が減ってきているようだ。旬は夏。
鮮度が落ちるとアンモニア臭がする・・・
世界では、韓国料理の「フェ」などにも使用され、フレンチではムニエルとして使用される。
さばき方は意外と簡単で、まずは毒のある尾部を切り、体に沿って切り込みを入れて胴体とひれを分けて皮をはぐ。
◎おすすめの食べ方
生:うすづくり
揚:唐揚げ
煮:煮凝り、肝煮つけ、みそ煮
焼:バター焼き
汁:味噌汁
蒸:かまぼこ
≪参考資料≫
・川の生物図鑑 財団法人リバーフロント整備センター
・四万十川の魚図鑑 いかだ社
・魚の歳時記夏の魚 学研
・土佐魚を味わう 宮川逸雄
・土佐魚のすべて 高知新聞社