42.オニカマス(幼魚)
41.オニカマス(若魚)

オニカマス

カマス科

Sphyraena barracuda

獰猛で危険な巨大カマス!!

基本情報

【全長】

1.6m

【生息地】

南日本。熱帯域に多く生息。沿岸及び河口域。(英名では「バラクーダ」)

四万十川水系では1995年9月21日に河口で幼魚が見つかり、毎年見られるようになる。

【体】

カマスの仲間で大型になる。

幼魚時、体側中央と背に黒色斑が不規則に並ぶ。

成長に伴い、全身が銀白色になる。

【生態】

瞬発力に優れ、捕食時には猛スピード(時速150㎞)で突進し、多数の鋭い犬歯で食らいつく。

単独で沿岸を回遊して餌を探す。

【食性】

魚食。5㎝くらいまで、水面近くを斜めに浮遊しながら待ち伏せする。

 

毒を持つので、食べるな注意!!!

オニカマスはシガテラ毒を持っているかもしれない。「毒カマス」と呼ばれることもある。

これは、有毒渦鞭毛藻が産生する毒で、この藻を食べた藻食魚を食べる肉食魚にまで毒が移行する。オニカマスは魚食のため水域によっては、シガテラ毒を持つ者もいる。

この毒の症状には、消化器系症状と神経系症状がある。下痢、吐き気、嘔吐、腹痛、温度感覚異常、関節痛、筋肉痛など。

発病は早く、1~8時間で発病するが回復に時間がかかり数か月かかる人もいる。

 

 

≪参考資料≫

・四万十川の魚図鑑 いかだ社

・市場魚貝類図鑑

https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%9E%E3%82%B9

・食品安全委員会

https://www.fsc.go.jp/sonota/hazard/doubutu_7.pdf

・暮らしーの

https://kurashi-no.jp/I0015686