四万十川財団では、平成12年から毎年四万十川流域の小中学校の皆さんの協力を得て、「四万十川一斉水質調査」を実施しています。一昨年からは、国土交通省及び河川環境管理財団が主体で実施している「身近な水環境の全国一斉調査」と連携し、COD(化学的酸素要求量)パックテストによる水質調査をしています。

6月8日月曜日午前10時、四万十川に架かる最古の沈下橋、一斗俵沈下橋近くの河原において、昨年同様四万十町立米奥小学校5・6年生の皆さんと一緒にCODパックテストを実施しました。
米奥小学校のプール開きを翌日に控えたこの日は、午前中からもう夏の暑さ。今年は雨が非常に少なく四万十川の水量もない為、この日の川のコンディションはあまり良くなかったのですが、パックテストの結果は昨年同様『清流』の名にふさわしい『きれいな水』という値でした。
また、パックテストの合間には、清流にしか棲まないといわれるサワガニやヘビトンボ幼虫など水生生物を見つけたりしながら、四万十川の環境を考える時間を持ちました。

その後スタッフは四万十川上流域に移動し、数ポイントの水質調査を。最後は源流点まで移動して、全長196Kmの四万十川の流れの最初の水のパックテストを実施。清流の源は、その値も”清流そのもの”でした。
環境月間の今月、皆様も身近な水環境について考えてみてはいかがでしょう。
なお、昨年度の結果については以下のURLでご覧頂けます。
全国水環境マップ実行委員会  http://www.japan-mizumap.org/