平成21年11月21日(土)~22日(日)、四万十川の源流点がある津野町船戸地区で、1泊2日の日程で当財団主催の森林ボランティア養成講座「四万十樵養成塾・入門編」が開催されました。 今回で6回目のこの講座は、一昨年からは、チェーンソー初心者の方向けの『入門編』で開催しています。今年は20歳代~50歳代までの7名の森林ボランティアを志す方々が参加されました。 また、講師・インストラクターとして、高知大学農学部附属暖地フィールドサイエンス教育研究センターの技術専門職員の今安清光氏をはじめ、この樵養成塾を卒業した方が中心となって立ち上げた森林ボランティアグループ「四万十樵塾」の皆様の協力を得て、1泊2日の短い期間ではありましたが、充実した内容となりました。
平成21年11月21日(土) PM1:00~
津野町船戸の「せいらんの里」に受講生や講師・インストラクターの皆さんが続々と集合。 お天気の具合が心配されたこの日は、何とか晴れて小春日和の良いお天気。講義も室内ではなく、屋外で実施です。 受付を済ました後、講師の今安氏がチェーンソーの構造や扱い方を説明。その後は『習うより慣れろ』で、実際に山の現場に移動し、間伐作業をマンツーマンで体験・実習しました。
平成21年11月21日
労働のあとの食事は格別! 今回も「せいらんの里」では夕食に貴重な鹿肉の鋤焼きを用意してくれていました。 また、樵塾のメンバーが得意のダッチオーブン料理も作ってくれて、とんでもなく豪華な食事にみんな大喜び。山の話に、つきぬ話題で、夜遅くまで盛り上がりました。
平成21年11月22日(日) AM8:30~
講座2日目は、曇りのあいにくのお天気。朝食をとったあとすぐに現場の山に向かい、それぞれのペースでひたすら間伐作業をしました。昼食までの約3時間半で、新人きこりの方々は、すっかりチェーンソーを持つ姿も堂に入ってきました。心配されたお天気も、どうやら午前中いっぱいはセーフ! 「日頃の行いのたまもの!」とは、樵塾の皆様の談。 昼食後は、お世話になったチェーンソーのお手入れの時間。後片付けの仕方、保管の仕方、日常の手入れ等、メンテナンス方法を教わります。 最後は、2日間の反省会と感想。「全く経験が無くてもチェーンソーの使い方がわかった」「経験は少しはあったが、基本に立ち返ってチェーンソーの使い方を学べた」・・・等の感想が出されました。 午後3時、短いけれども内容の濃かった樵養成塾は、無事終了しました。