四万十川で後の漁法が広まったのは昭和50年代と言われます。

木製の箱やプラスチックの筒に、「コジタ」という一度入ったら出られないしかけを付け、エビを捕まえる漁法です。

この道具のことをコロバシと言います。

夕方に川縁につけて、翌朝にあげます。餌のにおいが広がるように、入口を下流側にしておくのがポイントです。 

コロバシは、比較的簡単につくることができます。

9月1日から3月31日までは、テナガエビの禁漁期ですが、それ以外の時期であれば、遊漁券も必要なく比較的誰でも簡単に挑戦できます。 

※人が仕掛けているコロバシを見かけても、動かさないようにしましょう。 

川や生活とのつながり

テナガエビを捕る代表的な漁法であり、一度に多くのコロバシをつける人も多い。捕れたエビは市場に持っていき売る人も多い。餌のにおいが広がるように口が下流側に来るように配置したり、どの時期に川のどの辺に浸けておくと捕れるのかを考えるなど、エビの習性や川の特性を理解しておくことが必要である。
テナガエビは遊漁券が必要ないため比較的誰でも参加しやすい。また道具もプラスチックなどの近代的な材料を使って作れるため、手に入れやすくそれほど難しいものではない。

基礎情報

【体験できるエリア】 四万十川下流域/四万十川中流域/黒尊川域/その他支流
【体験できる時期】  4月1日~9月30日