月のない暗夜、松明に火をつけ、それ振りまわすことで鮎を驚かせ、網に誘い込む漁法です。

実施は免許を持つ一部の漁業者のみに許されており、上流域では漁区も限られています。

時期的には夏~秋に行われます。時間帯は日が暮れた頃から行われますが、夜中から早朝にかけて行われる地区もあります。 

暗闇に描かれる火の軌跡は美しく、四万十川の風物詩ともいえる漁法です。

事業者による見学ツアーなどもあります。 

課題

漁をする方が年々減っています。一定数の参加者がいないと実施できないものであり、この漁法を行う権利が増えないので今後無くなっていく可能性があると言われています。
川の環境の変化で鮎の資源量が減るなどの影響が出始めており、舟のコントロールができる必要があるのでかなりハードルが高いものではありますが、やはり四万十川の川文化を伝える取り組みとして、非常に特徴があるものなので、後世につないでいきたいと思っています。

見学する際の注意点

・近隣で明るい照明をたかないでください。
・河原に車を乗り入れないでください。

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四万十大正あゆまつり(8月中旬の日曜日開催)

基礎情報

【見られるエリア】 四万十川下流域/四万十川中流域/高南台地域/四万十川上流域
【見られる時期】  8月1日~10月15日 ・ 12月1日~1月31日